1月の食育~におい当てゲーム👃~
こんにちは!こどもラボ管理栄養士のいりさわです✨
先日、1月の食育を行いました。
今回は五感のうちの「嗅覚」をピックアップし、食材の「におい当てゲーム👃」をしました。
私たちは5つの感覚を持っています。
この感覚の感じる割合は、8割以上が視覚と言われております。ちなみに嗅覚は3.5%と言われています。
私たちは情報のほとんどを視覚で得て、その情報に頼って生活しているということです。
今回はあえて視覚からの情報を少なくし、嗅覚からの情報を頼りに何の食材か当てられるのか・・・
こどもたちの嗅覚の感覚に集中してもらいました。
準備した食材は、しょうゆ、お酢、トマトケチャップ、お好み焼きソース、カレー粉、ごま油、はちみつ、レモン、にんにく、長ねぎの10種類です。

紙コップに1種類ずつ入れ、アルミホイルで蓋をします。
アルミホイルがずれないように輪ゴムで留めたら、アルミホイルに小さな穴をあけ完成です。
食材のイラストを見ながら、においとイラストを合わせていきます。

面白いと思ったのが、においの答えが出てくるまで、1つ目は少し時間がかかるんです。
しかし、においに集中することに慣れてくると、答えるスピードが上がってきたんです。
おもしろい発見でした♪


嗅覚も訓練をすると感覚を伸ばすことができるのかもしれないですね。
そして、ゲームにお誘いしても目の前の遊びに夢中になっているお友だちでも、
鼻の前にコップを持っていくと、反射的にスンスンとにおいに集中してくれました。

香りの研究で分かっていることがあって、香りの成分が脳に届くまで0.2~0.3秒で届くと言われています。
コーヒーの香りも同じで、コーヒーの香りを嗅ぐことでリラックス効果があるなど聞きます。
食品の香り、特に伝統的な日本の調味料のしょうゆや味噌なども、
日本で生まれた私たちにとってはリラックス効果が期待されたりするのかなと思いましたし、
においから思いだす過去の思い出などもあるかもしれません。
たった3.5%しか感じることができない嗅覚かもしれませんが、
この貴重な3.5%の情報をいかに大切していくことで、私たちの生活が大きく変化していくかも・・・
と考えてしまいました。
食から五感を刺激することはまだまだたくさんあると思います。
ぜひこどもたちと一緒に「におい」についても考えてみてはいかがでしょうか😊
